いつかまた、青空の下で。

奈良、関西、金沢、東京と生活の拠点を移しながら、様々なよしなしごとを綴ります。

奈良県知事選挙

今年の統一地方選挙奈良県知事選も行われます。僕は奈良県出身なので、いつも興味深く見ていたのですが、特に今回はその思いを強くしています。

 

現知事の荒井正吾氏について、奈良県にも辣腕の政治家が登場したとどちらかといえばポジティブに感じていました。ところが、徐々におかしいな、と思うことが増えてきました。関西広域連合の参加問題、若草山へのケーブルカー建設発言、そして現在進行形の奈良公園付近の高級ホテル建設問題。ちょっと強権過ぎると感じています。

 

僕としては、そろそろ退場してもらうのが最善だ、と感じるようになりました。革新系の候補は肌に合わないし、恐らく勝てません。となると、対抗馬で誰か出馬しないかな、と思っていました。

 

そんな時に、僕の高校の後輩で京大卒の医師、川島実氏が出馬宣言をされました。川島氏はプロボクサーを経験され、また東日本大震災の際にも活躍されました。テレビの取材を受けておられたりもしています。これは、応援するしかない、と心から思いました。

 

そこへ新たに出馬表明されたのが、前川清成氏。弁護士で民主党の元参議院議員を経験されています。ちなみに僕の大学、学部の先輩です。ここに至り、これはマズイ、と正直思いました。反荒井票が真っ二つになってしまう、と。前川氏は民主党出身なので、完全な保守ではないものの、革新とまでは言えず、保守も受け入れやすい上に知名度もある。川島氏は、異色のプロボクサーとして、数々のメディアにも紹介されていますが、政治家としては未知数。本当に難しいです。

 

正直どちらが票を取るか読めません。前川氏は民主党ということで嫌う方もいらっしゃるし、川島氏を、いわゆるイロモノとして見る方もいらっしゃるでしょう。ただ、一つだけ言えるのは、このままだと票が割れ、荒井氏が漁夫の利を得る可能性が高くなる、ということです。

 

mont-bellの創業者で、奈良市在住の辰野勇さんによれば、お二方の協議は、川島氏サイドが拒否して、話し合いすらできていない状態のようです。僕としては川島氏の知事をぜひ見てみたいと思っています。ただ、今回はまず勝つために統一候補を立てて欲しい。それが、どちらかになるかは協議次第。ですが、話し合いすらできないのであれば、絵に描いた餅になってしまう。それは避けて欲しい。

 

とにかく今はまず話し合いしようよ、という思いです。今奈良県におらず、投票権がないのが本当にもどかしいです。皆さん、熱い気持ちがあるのは十分伝わっています。でもその結果、戦いに敗れては意味がありません。まずは勝つための方策を考えましょう。