いつかまた、青空の下で。

奈良、関西、金沢、東京と生活の拠点を移しながら、様々なよしなしごとを綴ります。

懐かしき金沢。

以前のブログでも書いたとおり、僕にとって金沢は住みやすい場所だとは言えませんでした。

その気持ち自体は今も変わっていません。笑ってしまうまでの金沢至上主義とも言える、いわゆる「井の中の蛙」状態に、他地域の人を受け入れず、下に見る排他性など、今後金沢が真剣に政令市を目指すのであれば、考えなければならないことが山ほどあると思っています。これは、かつて自分自身が奈良至上主義だったのでよくわかります。

地元を愛するが故に、他地域の人を受け入れない、これでは衰退の道をたどるばかりです。それでなくても金沢は日本有数の、晴天率の低さに雪など、生活する者に対するハンディキャップがあります。それを克服するには、表向きだけではなく、真の意味での「もてなしの心」を持って欲しいと思います。

そういう意味で、生活面では金沢の良い思い出はないのですが、職場や食べ物には良い思いをさせてもらったと今は思えます。仕事で言えば、なかなかできない職種を体験できましたし、自分にとって、今までで最高の上司に恵まれたと思っています。今回、職場が変わった旨をメールすると、元上司が温かい内容の返事をもらうことができました。できることなら、これからも交流を続けていきたい、そう思っています。

もう一つの食べ物ですが、海産物は確かに安く美味しかったんですが、それより印象に残っているのは洋食です。グリルオーツカのハントンライスカレーのチャンピオンハントンライスは以前にも書きましたが、金沢でしかお目にかかることが出来ません。そして、カレーのチャンピオンですが、今は金沢カレーとして、東京でも食べることができます(当時は金沢カレーという言葉はなかったような気がしますが)。お店はチャンピオンではなく、ゴーゴーカレーという名前で、別のお店ですが、それでも懐かしの味が手軽に味わえるのは嬉しい限りです。

もっとも、金沢にいた時は、金沢カレーの味が良いと思っていませんでした。むしろ、敬遠していたところもあります。そういう意味では、懐かしさが出てきたのかもしれません。歳を取ったんですかねえ(苦笑)。いつか、また金沢を訪ねる事があったら、ハントンライスチャンカレを食べてみようと思います。

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